昼間に鳴る除夜の鐘に学ぶ思考の盲点とは

元航空自衛隊のセールスライター 河野です。

最近ネットで除夜の鐘がうるさいから
問題になった記事を読みました。

除夜の鐘の他にも
運動会の始まりをつげる花火が

うるさいので苦情が
来ているケースなど

いくつかの事例が記事には
書いてありました。

記事の内容自体は
昨今クレームが多くて、

昔のような寛容さの無くなったことを
嘆くような内容だったのですが、

その記事の中に
我々ビジネスをするものが

学ぶべき内容があったので
シェアします。

この記事のなかには

あるお寺で

「本来は夜に鳴らすはずの除夜の鐘を
 正午から鳴らすことにした」

ことが書いてありました。

そうすると意外なことに好評で、
近隣からの苦情も無くなったそうです。

さらにいうと昼間の方が明るくて、
寒く無いので、

今まで足を運びにくかった
お年寄りや子供さんまでが

気軽に鐘をついてくれるように
なったそうです。

その上良い事は続いて、

普段からお手伝いしてくれる
婦人会の人たちも

夕方に家でおせちの準備が
出来ると喜んでいたとのことでした。

こうしてみると良い事づくめの
ような気がします。

いっそのこと全てのお寺で
昼間から除夜の鐘を鳴らせば
良いのかなと思います 笑

まあそれはちょっと極端な話なので
難しいとは思いますが。

さて、この出来事から
我々ビジネスをするものが
学ぶべきことがあります。

それは

「普段から当たり前にしていることを
 (定番になっていること) 
 少し変えてみるとそちらの方が良い可能性がある」

ということです。

これは思考の盲点が見つかると
良いことがあるかもしれないというです。

今回の除夜の鐘で言えば
鐘を鳴らす時間です。

普通の考えで言えば
夕方から年越しまで鳴らすのが

除夜の鐘の時間の定番です。

しかし、今の時代では
実は不都合が多かったのかも
しれません。

でもこの盲点は
クレームがなければ

きっと表には出なかったと
思われます。

なぜなら、

多くの人は自分の都合で
迷惑をかけてはいけないと
思っていたり、

昔からの伝統に
異議を言うことはいけないと
思っているからです。

今回は

「禍を転じて福と為す」

ではありませんが、

たまたま鐘の音に
クレームがあったので

鳴らす時間を変えてみたら
意外と良かったということです。

これをビジネスや会社に
当てはめてみると、

毎回お決まりで行っていることや
あまり深く考えずに定番で

行っていることなど
ないでしょうか?

誰も反対の声をあげないから、
またはクレームがないから、

このままで良いだろうと思うのは、

ひょっとすると成長のチャンスを
逃しているかもしれません。

しかしながら、
いきなり何も問題が起きていないのに

変化を起こすのはよほどの理由が
ないと出来ないと思います。

なので、
もし何か不都合や不自由が
ないかなと調べたい場合は

素直に質問してみると
良いと思います。

「何か困っていることはありませんか?」 

と。

そうすると意外な角度からの
意見やアイディアが見つかるかも
しれません。

そして、そのことが売上アップや
会社の業務の効率アップに
つながるかもしれません。

ですが、

気軽に質問をする前提として
風通しの良い関係であることが
大事なので、

普段から些細なことでも
話しあえる関係の構築が

大きなヒット商品の発明や
会社の業務改善のきっかけなのかも
しれません。

本日はここまで。