正常性バイアス

元航空自衛隊のコピーライター 河野です。

冬支度の度合いが
スピードを増しております。

ヒートテックのタイツと長袖が
手放せなくなる季節が
来てしまいそうです。

本日は
ここ数日の台風や災害を
の被害を見て、

自分なりに学んだことを
書きたいと思います。

まず、
今回とても気になった言葉が
新聞に載っていました。

それが

「正常性バイアス」

です。

元々は心理学のことばですが、

最近では医療用語としても
使われているようです。

この言葉の意味は

「人間が想定していない事態に
 出会った時に、「ありえない」
 という先入観や偏見(バイアス)が働き、

 物事を正常の範囲だと自動的に
 認識する心の働き(メカニズム)」

のことです。

つまり周りの現実よりも
自分の思いこみを優先させて
しまうということです。

「自分だけは大丈夫」

と。

言葉だけ聞いてみると、
そんな思いこみをする人が
悪いとか、

経験不足だとか思って
しまいですが

実際に直面するとたぶん
僕も多くの方と同じように
なると思います。

それでは、
災害などの時に適切な判断が

出来る様にするには
どうすれば良いかと言いますと

それは

【訓練】

しかないです。

正に僕が以前いた
自衛隊ではないですが、

毎日の訓練が
自分を守ってくれると
思って訓練するしかないです。

でも、
訓練をすることで、
無駄な緊張せずに、

いつもと同じ
自然な行動が取れて、
自分の身が守れます。

これがとても大事なことです。

個人で訓練が出来ない場合は
自治体で行っている災害訓練や
イベントに参加して

現状の把握や避難所の確認を
しておくのが良いかもしれません。

あと、普段から
何か災害があったら
どこに行くとか、

何を持っていくとかを
考えて準備していくことも
大切です。

もちろん、
普段の生活からあまり
災害のこととか考えすぎると

毎日の生活に支障が出るかも
しれません。

なので、
今回の台風のような災害が
起きた時に、

改めて、今の自分の家には

「何があって何が足りていない」

また、自分や家族は

「何が出来て何が出来ない」

などを確認する事が

一番準備がやりやすい
タイミングかもしれません。

一度お家で
訓練は無理でも

避難の導線の確認や
防災グッズの
確認をしてみてください

本日はここまで。

追伸

今回の災害で
お亡くなりになった方々に
哀悼の意を表します。

また今も各地で
苦しんでおられる
多くの被災者の方に、

一日でも早く日常の生活が
戻る事を心より願っております