高校生が1千万売り上げた

元航空自衛隊のコピーライター 河野です。

今回はネットで
事件の記事を読んで

気になったことについて
書きたいと思います。

前から言いたかった件なのですが、
今年の9月25日から26日にかけて
社会面にこんな見出しがありました。

〈LINE広告横取り図る 少年らアカウント削除 3容疑者逮捕〉(読売新聞)

〈1千万円収入のアカウントを強制削除させた高3ら3人を逮捕〉(サンケイスポーツ)

〈ライバルのSNS無理やり削除 東京の高校生逮捕 広告収入増狙い〉(佐賀新聞)

事件としては多少驚きはしました。
 
しかし、
それより気になったのは、
この事件を見て、

Facebookやブログで多くの人間が

「高校生でも1千万稼いでいた」とか
「大人のあなたが稼いでなくて恥ずかしくないのか?」

みたいなことを書いてるのを見ました。
   
さも高校生が
かんたんに1千万売り上げた
みたいな感じで書いていて、

僕はそんな記事などを見た時
どうかな?と思っていました。

そうしたら、やっぱり
事件のその後の説明を見てみると、

かんたんに高校生が
1千万売り上げたのとは
全然違う内容でした。

デイリー新潮さんによりますと

被害者の彼は
初め親御さんに買って貰ったら
スマホで動画や記事を
コツコツと配信し始めたそうです。

しかし彼は趣味での投稿を
3年続けていました。

この時点で収益無しの期間が
3年あるわけです。

しかもコツコツとまめに
動画や記事をあげながら。

たぶんこの時点で大多数の大人が
脱落してると思います。

しかし、この期間の間にフォロワーが
少しずつ増えていったようです。

そして、
今から1年7カ月くらい前に
これらの投稿がビジネスへと

舵を切って、
売上をあげていったそうです。

確かに売り上げの合計が
年間1千万ほどあった
そうです。

しかしこの売上は
1人で全て作っていたのではなくて、

全部で10人ほどのチームで
仕事して作っていたそうです。

そして売上から
人件費にサーバー代、通信費に
しっかり税金を払っていて

個人の収入としては
1千万からはほど遠い金額
だったそうです。

ここからが
僕の言いたいことですが、

上に書いていた様な記事やブログを
書いていた人は、

たぶん何か煽って、
ものとかサービスの販売や
自分のアクセスに繋げたい
のだと思いますが、

あまりに背景を無視した
飛ばし記事に近い内容だと
言わざるを得ません。

別に一人の少年が短期間で
1千万の売上を上げたわけでないので

大人であってもそう簡単に
出来る訳ではないのに、

さも、かんたんに
少年が1千万売り上げた!
みたいな書き方してます。

それは本当にいかがなものかと
思っています。

それと読む側の人にも気をつけて
欲しいなと思います。

なぜかと言うと、
わかりやすいタイトルや内容の
記事はだいたい怪しいと
思って欲しいからです。

単純に釣りの時もありますが、
多くの場合はガセネタだったりします。

その場合はうそを信じてしまう
可能性があるので非常に危険です。

それと根本的な問題ですが、
少年が広告で1千万売り上げを
あげられる仕組みもいかがなもの
かと思います。

親が表立って関わっている
子役とかなら稼ぐのもありですが、

そうではない普通の未成年でも
広告でガンガン稼げる現状も
異常な状態だと思っています。

せめて親が把握できるくらいに
していないと、今回みたいに

犯罪になることが多くなると
思います。

この事件は初めに
ニュースを読んだ時から

いかがなものかと思っていたので、
今回はブログに書いてみました。

本日はここまで。

追伸

いろいろ挑戦しましたが、
PCのバックアップは
諦めました(笑)

普段からメインのドライブには
大事なデータを残さない様に
しようと思っています。