服務の宣誓としこせきだん

元航空自衛隊のコピーライター 河野です。

本日も自衛隊時代の話を
振り返りたいと思います。

さて、昨日からの続きになりますが、
教育隊での活動について書いていきます。

外出教育が終わって
だいたい1か月くらいすると、
初期点検と言われるものがあります。

教育隊全体での
テストみたいなものです。

ただし、
生活面と教育面全般のテストですが(笑)

まず行うのは掃除で、
その日に向けて徹底的に
各所をお掃除します。

窓から、廊下、居室内
班長室などありとあらゆるところを。

それ以外にお勉強面では
教練の動作のチェックや、

暗記しないといけない項目があって、
それを一生懸命覚えます。
(*教練というのは気を付けとか敬礼とか
あんな動作のことです。)

初期点検当日は
各部屋に班長が来て、

「〇〇二士 」

と指名しして

「何々とは何か?」

みたいな感じで質問してきます。

なので、
それに答えられるように
必死に覚えました。

しかもどの質問に
誰が当たるか分からないので、
みんな覚えておかないといけません。

班長の質問の中で良くあったのは、
服務の宣誓としこせきだんです。

服務の宣誓とは
「私は、わが国の平和と独立を守る
 自衛隊の使命を自覚し、・・・・・

の様なものです。

ざっくりと言えば自衛官となって、
国の為に任務の遂行を行います。

って感じの宣誓です。

しこせきだんは、
自衛官の心構えの頭文字を取ったものです。

何の頭文字かと言いますと、

・使命の自覚

・個人の充実

・責任の遂行

・規律の厳守

・団結の強化

これらの内容を常に意識して
行動するように教える内容です。

服務の宣誓としこせきだんは
質問の定番なので、
ほぼ全員が覚えていたと思います。

他に班長からの質問で覚えているのは、
64式小銃のスペックとか正式名称や、

その当時の総理大臣や防衛大臣の名前とか
そんなもんだったと思います。

まあともかく点検と名のつくイベントは
教育隊にいる間に3回あるのですが、
どれもたいへんでした。

本日はここまで。

追伸

昨日から左アゴが痛いです。

疲れがたまっているからでしょうか?

早く治るとありがたいです。